2024年

3月最終号
ぞう組さん卒園おめでとう!

 20名のぞう組さんが3月9日、卒園式を行いました。いつもとはちがう素敵な洋服を着て、いつもの笑顔に、恥ずかしさや緊張が加わり何とも言えない表情が印象的でした。
 今年はきりん組の子ども達ときりん組の保護者の皆さんにも参加して頂き、笑顔いっぱいのとってもあたたかい卒園式になりました。前日までお休みしていた子がいたので、久しぶりに全員そろった当日。卒園証書をもらう時も、太鼓や歌を披露する時も、たくましく成長した姿を見せてくれました。そんなぞう組さんを見つめるきりん組は、時間が大幅に伸びてしまったのにもかかわらず、目の前のぞう組さんの姿を瞳に焼き付けていたようです。「何だか涙が出そう」そんな言葉も聞こえてきました。いつも一緒に過ごしているぞう組さんをしっかり送り出してくれました。
 卒園式後の月曜日に行ったぞう組の懇談会では、「この保育園に入れて良かった」「どろんこの洗濯は大変だったけど、なくなると寂しいです」「卒園したくないです」そんなうれしい言葉をいただきました。そして何よりもうれしかったのは、保護者の皆さん同士の心が繋がっていた事です。「辛い時、困った時に支え合える仲間が保育園で出来ました」子ども達だけでなく、保護者の皆さんも素敵な仲間作りができたようです。子ども達が卒園してしまうのはさみしいですが、子ども達のこれからが笑顔いっぱいになりますように。そう願っています。

ねっこになれ
いつのまにかおおきくなった
いつのまにかなかなくなった
いつのまにかこけなくなった
いろいろできるようになった
はじめてのであい
はじめてのなかま
はじめてしったたくさんのこと
ないてわらったまいにちが
みんなのこころのばねになった
みんなのこころの ねっこになれ

ありがとうございます

保護者会からの寄贈

保護者会より沢山の絵本をいただきました。絵本大好きな子どもた ち。大切に使わせていただきます。(写真は一部です)

ぞう組から卒園制作をいただきました

遠足でお世話になっているとっつあんの工房のご協力により、「職員紹介ボード」を製作していただきました。ホール前に展示していますのでご覧ください。

 卒園式、全園児の遠足も終わり、3月後半は、修了式、部屋の引っ越しが行われます。大きくなる事はうれしい事ですが、子どもにとっては少し違った環境になったことで、落ち着かない事もあります。ご家庭で何か変わった様子等ありましたら、職員にお知らせ下さい。
  一年間、保育園運営にご協力いただきありがとうございました。子どもたちの笑顔、保護者の皆さんの支えがあって、職員も楽しい一年になりました。来年度も楽しい一年にしたいと思います。
 よろしくお願い致します。

2024年

3月号
もうすぐ …

 3月、子どもたちはそれぞれ一つ大きくなることに期待をもって毎日を過ごしています。特にぞう組は期待と不安の両方を胸に秘め、なんだかうれしいような、寂しいような感覚になっているようです。
 あまり事務所に来ることのないぞう組の男の子が、このところよく顔を出します。いつもは元気いっぱいな男の子ですが、どこか寂し気…「ぼくもうすぐ卒園式だよ」「太鼓やるからね」そんな、たわいもない話をして戻っていきます。そして、「〇〇先生は?」「一緒に遊びたいな…」と何分か後にまたやってきます。なんだか、落ち着かない気分なんでしょうね。その姿を見てぎゅっと抱きしめてしまいした。
 今年度残り1ヶ月。ぞう組だけでなく、どのクラスの子どもたちも、いろいろな気持ちが交差する時期です。保育園も少しバタバタとしてしまいがちな時期ですが、目の前の子ども達とゆっくり向き合うことを忘れずに、今を大切に過ごしていきたいと思います。

今月のシーン

子どもたちの成長に大きな拍手を

 9日はいよいよ卒園式です。来週から保育園の廊下に卒園児たちの作品が飾られます。進藤幸枝先生と楽しんだ、同じものは一つとない感性あふれるアート作品。そして、子どもたちが入園した当初の写真もエピソードとともに飾ります。準備をしている先生たちは、昨日のことのように子どもたちの話に花を咲かせています。
 さらに今年は子どもたちにカメラを渡し、保育園の中で一番好きな場所を撮ってもらいました。「全部好きなんだよな…」と悩む子もいれば「きまった!」とすぐにシャッターを押す子も。全員撮ってみたら、『へえ…なるほど。』『たしかに!』子どもたちが考える事は実に面白くて素敵!卒園式当日まで展示してありますので送迎の際に是非ご覧ください。そして、ぞう組さんにたくさん声を掛けてあげて下さい。

頼もしいひがとこ応援団

 園庭の砂場におもちゃ入れがありました。何年か前に卒園製作で頂いたものですが、木が腐食し釘が出てきてしまったので、当時の保護者の方に相談してみました。すると、「10年も置いていただきありがとうございます。解体に行きます!」っと、皆さんに声を掛け、総勢20人弱集まってくれました。久しぶりに会った、卒園児は16歳。卒園して10年。どこか面影がある子もいれば、一瞬わからなかった子も。保護者の皆さんは変わってなかったな…。近況報告しながら作業をし、最後には「ここの子ども達裸足だから、木くずは残さずないように!」と、砂場周辺の土をふるいにまでかけてくれました。そして、「また何かやる事があったら呼んでね!」「みんなでまた来るから!」そんな声をかけていただきました。今在園している保護者の皆さんだけでなく、たくさんのひがとこ応援団に支えてもらって、 この保育園はあるんだな… と実感したひと時でした。