幼児クラスでは、保護者の方たちに協力していただき、子ども達が一年間描きためた絵を一冊の絵本に仕上げています。
 写真やメッセージも込められ、思いでの一冊になります。
 面倒な作業に「なぜこんな事しなければならないの?」と思ってらっしゃる方もいるでしょう。この絵本作りに込められた願いを伝えたいと思います。

 子どもがしゃべれないとみんな心配になりますが、絵が描けなくてもあまり深刻になる事はありません。でも、紙とペンを持ち描けない苦しみは話せないのと同じ位の事なのです。
 絵は子ども達の表現・言葉です。充分な言葉を持たない乳幼児期には特に大切な表現手段です。嬉しい時も、辛い時も、絵を描きます。その時持っている力を総動員させて…そしてその絵に耳を傾けてくれる人がそばにいてくれたら、絵を描く事が好きになります。そう、絵は見るのではなく聴くものなのです。
 だから返された絵をしまい込んでしまうとそこで終わりです。でも、身近における本にしたり、カレンダーにしたりすることで、何回も見てそのたびにその絵を見ながらおしゃべりします。絵に命が吹き込みます。大切に扱われている事が伝わり「上手に描けたね」とほめるのと同じ位に子どもへの伝えが出来ます。子どもの絵をダメにするのも生かすのも大人次第です。絵を描く事が大好きな子どもに育てましょう!